戦後史と象徴天皇
中村政則
1992年1月1日
岩波書店
1,708円(税込)
人文・思想・社会
昭和天皇は戦前は「元首」、戦後は「象徴」となった。たった二字の違いであるが、この違いが日本国民の運命をかえた。いったい戦前の天皇と戦後の天皇とは、どう違うのだろうか?「象徴」とは、何を象徴するのか。敗戦直後の日本では、天皇制廃止か保持かをめぐって、激しい議論がたたかわされたが、はたして第3の選択肢はなかったのだろうか?これらの疑問に対し、私は新しい資料を使いながら、いくつかの問題を提起した。
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