村に火をつけ、白痴になれ

伊藤野枝伝

栗原康

2016年3月31日

岩波書店

1,980円(税込)

人文・思想・社会

ほとばしる情熱、躍動する文体で迫る、人間・野枝。筆一本を武器に、結婚制度や社会道徳と対決した伊藤野枝。彼女が生涯をかけて燃やそうとしたものは何なのか。恋も、仕事も、わがまま上等。お金がなくても、なんとかなる。100年前を疾走した彼女が、現代の閉塞を打ち破る。

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書店員レビュー(1)
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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

吹けよあれよ、風よあらしよ。マツタケください。

--
4
2020年09月22日

みんなのレビュー (2)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

このタイトルは手に取っちゃうよね(笑) 関東大震災の時に憲兵隊に殺されたアナーキスト大杉栄の内妻、くらいの認識だったがなかなかどうして大した女性。 誰の指示にも従わず自分の気持に正直すぎるほど正直に生きた彼女の伝記を、彼女のことが大好きであろう筆者がカジュアルに描いている。 正直、自分としては好きなタイプの人では無いし、実際身近にいたら迷惑極まりない人だろうけど凄く魅力的だということも分かる。 戦前のあの時代でこういう生き方をした女性がいたということにも驚き。現代でも他人の非難をものともせず、ここまで自由な人は珍しいだろう。それとも戦前だからこそ逆に、なのか…その辺りも興味深い。なかなか面白い作品ではあった。

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Tojo Hiroyuki

やっちまえの精神

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3.5 2022年02月19日

伊藤野枝への作者の思入れがリズムのある文体で語られ、いきいきしている。全く知らなかった伊藤野枝を好きになった。 道徳やら社会の呪縛から自由になれ!やっちまえ! そんな生き様。短い一生。殺された。チクショウ。

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