明治の北海道

岩波ブックレット

夏堀正元

1992年3月31日

岩波書店

374円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会

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パン阿弥

(無題)

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2.8 2021年08月07日

歴史読み物。読みやすいエピソードをいくつか重ねて明治の北海道の理不尽さを印象づけようとしている。著者が小説家さんであるため非常に読みやすく、イメージ操作も巧みである。しかし個人的には史料出典が明記されている方が安心して読めるなぁと思ったり。 総体のイメージとして①明治の官憲・政商は鬼畜、黒田清隆はとりわけおかしい。②一般人は生きにくい、アイヌはなおさら。という従来の北海道観を出なかった。 ただ、被差別部落者が出自を問われず差別されない新天地として移民した、というのは初耳であった。それは功を奏したようで、成程。

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