経路積分と対称性の量子的破れ

新物理学選書

藤川和男

2001年2月28日

岩波書店

7,260円(税込)

科学・技術

本書の主張は、量子異常とは量子論の基礎をより深く理解する試みの一つであり、したがって場の理論の枠組みを越えて、より広い意味での量子論全体に影響を及ぼしうる基礎的な概念であるというものである。この例として、光の位相演算子の問題を議論する。このような個別的なテーマの議論と並んで、本書で示したいのは、対称性の量子的な破れという非常に微妙な現象を理解するために場の理論で生み出された手法あるいは技法は、同時に非常に広い分野の現象を明瞭に理解する手段を提供するという事実である。このために、最後の章で2次元の場の理論の諸現象を取り上げ、解説している。

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