四谷怪談

悪意と笑い

岩波新書の江戸時代

廣末 保

1993年7月5日

岩波書店

1,601円(税込)

人文・思想・社会

お岩の幽霊で知られる『東海道四谷怪談』が初演されたのは文政八年、幕藩制がその土台から腐りはじめ、あらゆる既成の秩序が崩れていく時代であった。鶴屋南北は、この崩壊期のエネルギーを、忠臣蔵のパロディの形をとって描き出した。悪意と哄笑、猥雑と醜悪の織りなす南北のドラマ世界から、崩壊期の精神とその可能性を読みとる。

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