『或る女』とアメリカ体験
有島武郎の理想と叛逆
尾西康充
2012年2月29日
岩波書店
4,070円(税込)
人文・思想・社会
有島武郎の代表作のひとつ『或る女』をはじめ、有島文学にはアメリカ留学体験が色濃く影響を残している。現地調査で有島の生活と思考の推移を丹念に追跡した著者が、新資料を活用しながら、“キリスト教”“社会主義”“植民地主義”“移民”“ジェンダー”などの問題意識を、現代的な視点から考察する野心的な試み。
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