砂糖のイスラーム生活史

佐藤 次高

2008年12月19日

岩波書店

3,520円(税込)

科学・技術

プロローグ   砂糖から見たイスラーム生活史の可能性   アラブ詩のなかの砂糖ーー人気の甘味料   研究史と本書のねらい   史料の性格ーーアラビア語史料が語る世界 第1章 砂糖生産のはじまりと拡大  1 砂糖生産の起源と西アジアへの伝播  2 砂糖きび栽培の拡大ーーイランからエジプトへ  3 地中海・マグリブ・アンダルシア地方への拡大 第2章 赤砂糖から白砂糖へーー製糖の技術  1 ヌワイリーが記す砂糖きびの栽培法  2 ヌワイリーが記す砂糖の製法  3 マルコ・ポーロの記述をめぐって 第3章 ラクダと船に乗ってーー商品としての砂糖  1 カルフ地区のにぎわいーーバグダード  2 エジプト製糖業の興隆  3 砂糖商人のごまかしーーカイロ  4 「ヒスバの書」を読む 第4章 砂糖商人の盛衰  1 ゲニザ文書の世界からーーユダヤの砂糖商人  2 カーリミー商人と砂糖  3 ハッルービー家の繁栄と没落 第5章 薬としての砂糖  1 イブン・アルバイタールの『薬種・薬膳集成』から  2 バイバルスの侍医イブン・アンナフィース  3 疫病の流行と砂糖ーー繁盛する生薬商(アッタール) 第6章 砂糖と権力ーー賜り品と祭の品  1 粗糖の館(ダール・アルカンド)  2 ラマダーン月の砂糖  3 宴席と慈善の品  4 スルタンのメッカ巡礼と砂糖 第7章 食生活の変容  1 カリフ宮廷の食事ーーバグダードの料理書から  2 『千夜一夜物語』のなかの砂糖  3 アラブ薬膳書にみえる砂糖  4 子供向けの「つり砂糖菓子」  エピローグ   エジプト産砂糖の復活   カリブ海・南米への製糖法の伝播   コーヒー・紅茶と砂糖との出会い   現代イスラーム社会のコーヒー・紅茶・砂糖  あとがき  用語解説  注  史料と参考文献  索引

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