精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本
大熊 一夫
2009年10月31日
岩波書店
3,080円(税込)
人文・思想・社会
この国の精神保健の明日を描くために。精神保健最先進国イタリアからの渾身のルポと、日本への提言。第1回フランコ・バザーリア賞受賞(2008年)記念作品。
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(無題)
不勉強にしてイタリアは精神病院を無くしたことを知らなかった。統合失調症の発症率は、0.8%で、多くは思春期に発症する。統合失調症の患者の一般的なイメージは、怖い人、何をするかわからない人であろう。だから、社会から隔離しようとする。この結果、日本の精神病院のベッド数は35万床で人口比では世界一である。世界の趨勢は地域社会での手厚いサポートに基づく共生にある。完治することはできなくとも、狂気と共に社会生活をすることは可能だという。本書は、精神病院完廃までのイタリアの困難な道のりを丁寧な取材で描いている。
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