チェチェンの呪縛

紛争の淵源を読み解く

横村 出

2005年7月28日

岩波書店

2,420円(税込)

人文・思想・社会

序 第一章 イングーシのさまよい人たち…  ロシアの「9・11」  内通者の手引き  難民の群れ  厳しい掃討戦  プーチンに直訴して!  チェチェンの誇り  さらなるテロの予感 第二章 北オセチアの凶気  始業式の悪夢  現地へ飛ぶ  学校が戦場  ロシア政府の失態  イスラム教原理主義の影  校舎へ入る  呪縛の大地 第三章 カフカスの虜  チェチェン脱出ルートを追う  「チェチェン大使館」があった  チェチェン空爆の裏舞台で  揺れるマスハドフ政権  冷酷なプーチンの戦争  米同時多発テロの余波  テロと報復の連鎖へ 第四章 カフカスは何を信じるか  ヨルダンの流民  イスラムへの目覚め  文明の交差点として  ユダヤによる支配  帝政ロシアへの抵抗  国を追われてトルコへ移住  踊るイスラム・スーフィズム  スターリンによる強制移住の影響  スーフィズムとワッハビズムの対立 第五章 チェチェン武装勢力  アフガンのチェチェン戦士  クレムリンの内部レポート  「チェチェン化」の失敗  武装勢力の中核  なぜバサエフは捕まらないか  武装勢力の予備軍  テロ激化への危機感  一番危険な傾向 第六章 チェチェンへ  丘に並ぶ墓標  グロズヌイの憂鬱  地雷を運んだ少女  祖国を捨てるために学ぶ  「ロシアの英雄」のチェチェン人  神に祈るロシア兵  約束の「手紙」  あとがき  チェチェン関連年表  参考文献

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