民意のつくられかた
斎藤貴男
2011年7月31日
岩波書店
1,870円(税込)
人文・思想・社会
この半世紀、原子力発電をめぐる世論は移り変わってきた。「夢のエネルギー源」として導入された頃には歓迎され、スリーマイル・チェルノブイリの大事故では失速し、片方でオイルショックや地球温暖化問題では盛り返した。3・11まで、「民意」は「クリーンで安全な原子力」を歓迎していた。原子力ルネサンス、原子力立国、景気のいい呼び声が世論をくすぐった。世論はどのように形成されたのか。どこまでも営利的な非営利団体、限りなく誘導的な世論調査、ばらまかれる広告宣伝費…。原発だけではない。道路建設、捕鯨、使用済み核燃料の処分施設。国策を遂行するべく、民意を偽装し、調達し、操作するために磨き上げられたツールの数々が取材を通じて明らかになっていく。
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