山川静夫の歌舞伎思い出ばなし

山川 静夫

2021年8月31日

岩波書店

1,980円(税込)

エンタメ・ゲーム

学生時代、食費を切りつめて通った歌舞伎座三階席からの風景、十七代目勘三郎に頼まれて声色で舞台に立った興奮、六代目歌右衛門のきびしい眼光、十代目三津五郎の粋でいなせな江戸前の芸……十八歳から歌舞伎を見続け七十年。若き日の回想から、忘れじの名優、名舞台まで、「山川静夫の名調子」で綴るエッセイ集。 はじめに 二つの「座」 1 芝居三昧  歌舞伎座のご馳走  三階席の幸せ  声色で楽しむ黙阿弥の舞台  「第一回東宝歌舞伎」の思い出  蘭平三代  ひな鳥の頃  耳で芝居を見る楽しさ  「かべす」のある風景  御名残トドメの『助六』  五代目歌舞伎座開場  戦後の芝居を支えたもの  六代目歌右衛門の眼光 2 惜別にしひがし  十三世仁左衛門折々ばなし  二代目鴈治郎『すしや』の権太  四代目坂田藤十郎の夢  十八代目勘三郎の感性  十代目三津五郎いぶし銀の芸  十二代目團十郎の人格 3 名狂言の力  『勧進帳』の人気  『仮名手本忠臣蔵』大序  『菅原』の梅・松・桜  『魚屋宗五郎』のおはまと宗五郎  『野崎村』大根と奴凧  『鈴ヶ森』の智恵  相撲の芝居  股旅物と『瞼の母』  「怪談物」お化けの正体  「襲名興行」の魔術  水もしたたる濡場『小猿七之助』  「義太夫狂言」糸にのる人、のせる人  「火花散る舞台」とは  『空ヲ刻ム者』の初日を観る  芸に遊ぶ「所作事」 4 〈鼎談〉芝居好き仲間  加藤武・澤村田之助・山川静夫 あとがき 装丁=桂川潤 カバー・扉イラスト=山川静夫

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

14

未読

0

読書中

1

既読

1

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください