百合子とたか子 女性政治リーダーの運命

岩本 美砂子

2021年8月31日

岩波書店

1,980円(税込)

人文・思想・社会

憲政史上初の女性党首・首班指名を受けた土井たか子、史上唯一の自民党総裁候補小池百合子。しかしいまだ首相はおろか女性衆議院議員は一割未満だ。男性中心の政治を変えようとしたマドンナ旋風そして「政界女風見鶏」、最も首相に近かった二人の対照的な軌跡から、コロナが炙り出した日本政治の弱点に切り込む。 序 章 「惜しい」二人──対照的な軌跡を追う 第1章 神戸大空襲を生き延びて──戦後憲法を生きる少女 第2章 法学者から衆議院議員へ──公害と安保と国籍法 第3章 政治好きの「父の娘」──エジプト帰りのキャスターから政界へ 第4章 「やるっきゃない」憲政史上初の女性党首──「女の時代」の「おたかさん」 第5章 「山が動いた」マドンナ旋風と女性初の首班指名──燃え上がる戦後世代女性の情念 第6章 社会党躍進の陰で忍び寄る困難──冷戦終結の激動の中で 第7章 連立与党の衆議院議長として──三権の長に就いた初の女性 第8章 社民党党首、そして落選──逆風と果たせなかった党内改革 第9章 権力に寄り添う「政界女風見鶏」──日本新党から新進党、そして自民党へ 第10章 防衛大臣をへて自民党総裁選出馬──ついに権力を争う主体へ 第11章 小池都知事誕生──不遇の国政を捨てた勝負師の勘 第12章 運命の「排除」発言、そして炎上する疑惑──期待を踏みにじった「緑のたぬき」 第13章 コロナ禍と五輪──誰が人々の不安をすくい上げるのか 終 章 私たちは女性リーダーを育てることができるか──弱者の声を政治の声とするために 謝 辞 参考文献

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