トマス・グラバーの生涯
大英帝国の周縁にて
マイケル・ガーデナ / 村里 好俊 / 杉浦 裕子
2012年6月27日
岩波書店
4,070円(税込)
人文・思想・社会
長崎のグラバー邸に名を残すスコットランド人トマス・グラバー(1838〜1911)は、幕末から明治にわたり、貿易商として、実業家として、また晩年は日英同盟推進の陰の立役者として活躍した。帝国主義と近代化の波がおしよせる極東の小島日本において、グラバーの活動はいかなる意味を持ったのか。曲折にみちた生涯を跡づけながら、グローバルな歴史の文脈から、その多面的な相貌を捉え直す。スコットランド出身の気鋭の比較文化論者による斬新な評伝。
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