渡日・解放・分断の記憶

「在日」の精神史

尹 健次

2015年9月17日

岩波書店

2,860円(税込)

人文・思想・社会

はじめに──「「在日」の精神史」を語るとは 第1章 植民地時代の朝鮮人  1 渡日と在日朝鮮人社会の形成   渡日の歴史   関釜連絡船と「渡航証明書」   朝鮮人部落と協和会   強制連行と逃亡  2 在日知識人にとっての民族と階級   植民地時代を生きた在日知識人──金斗鎔を中心に   在日知識人にとっての民族と階級   在日本朝鮮労働総同盟の解体──階級か、民族か   「プロレタリア国際主義」と「民族的不満」「民族的感情」   敗戦・解放前の金斗鎔をどう評価するのか  3 在日朝鮮人の文学(一) 植民地時代   在日朝鮮人文学の始まり   張赫宙と日本語小説   金史良と民族的主体性   「アリラン」の哀歓 第2章 解放後、占領空間の在日朝鮮人  1 解放・帰還・闇市   日本の敗戦、そして朝鮮の解放とは   帰還の様相   闇市と「第三国人」   帰還船   運命の別れ道──最後の帰還(予定)船  2 在日朝鮮人運動と日本共産党   解放直後、朝連の結成   朝連と日本共産党   朝連と南北朝鮮   民団の歩み   前衛党の深い闇   在日朝鮮人にとって「国際連帯」「国際主義」とは  3 在日一世と民族教育   在日一世の民族意識、民族主義   民族教育の歩み   民族教育擁護の闘い   総連の民族学校、そして公立学校での民族学級 第3章 朝鮮戦争と在日朝鮮人  1 朝鮮人管理と「密航」、外国人登録制度   GHQ・日本政府の外国人管理   「密航」の具体相   厳しい政治状況と「密航」   外国人登録の壁   「在留特別許可」の付与   「密航」体験の描写  2 朝鮮戦争と大村収容所   朝鮮戦争の勃発と民戦結成   戦争に抗う   日韓会談の開始   大村収容所   在日朝鮮人の国籍問題  引用文献

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