フォト・ルポルタージュ 福島 「復興」に奪われる村

豊田 直巳

2019年3月6日

岩波書店

924円(税込)

科学・技術

原発事故で人・地域が負った傷を回復させるはずの「復興」。しかし、その名のもとに、放射能汚染の実態や加害の責任が隠蔽されようとしている。避難区域の解除と帰還推進一辺倒の政策で、住民たちは岐路に立たされている。原発事故直後から現地を取材し続ける著者が、カラー写真とともに住民らの声を伝える好評シリーズ第3弾。 第1章 突然の写真の展示拒否ーー隠される〈過去〉と〈現在〉  不可解な展示拒否  たった一枚の写真でも表現の自由  ジャーナリストと「自己責任」  あることをないことにする社会  「風評被害」の言葉で消されるもの  モニタリングポスト撤去の目論み  安倍首相による「フクシマの噓」 第2章 除染目標なき公共事業のゆくえ  除染を行なっても  「除染神話」の形成  除染の効果は「長期的目標」  除染という被曝労働  「仮置場」「仮仮置場」「仮仮仮置場」  除染したのに解体  新たな「安全神話」 第3章 「復興」がつくる新たな「安全神話」  「復興」という名の建設ラッシュ  モニタリングポストへの不信と行政への怒り  「風評」か「実害」か,揺れる心  「帰還」の押しつけが切り捨てるもの  「復興」が隠蔽するもの  引き裂かれ,分断される市民  福島で生きる人々のためにこそ 第4章 「抵抗」に連帯していく文化はあるか  アレクシエービッチさんの福島訪問  「抵抗」に団結していく力は  「じいちゃんへの謝罪」を求めて  ふるさとの仲間とともに  人間らしく生きられる場所を求めて  「抵抗の文化」をどう育んでいくか  地図

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