消えたヤマと在日コリアン

丹波篠山から考える

岩波ブックレット 1046

細見 和之 / 松原 薫 / 川西 なを恵

2021年5月10日

岩波書店

682円(税込)

人文・思想・社会

かつて陸軍歩兵第七十連隊が置かれ、戦争の拡大とともに硅石とマンガンの鉱山で栄えた丹波篠山。その歩みは近代日本の縮図そのものだった。しかし、鉱山で働いていた朝鮮人たちのことは、なぜか公的な記録に残されていない。新聞記事や鉱山跡、慰霊碑、民族学校の資料などの調査から、見失われた彼らの足跡を掘り起こす。 はじめに……………細見和之 第一章 日本の近代と丹波篠山の歩み……………細見和之  コラム 闇米を運んだ一世の女たち(川西なを恵) 第二章 丹波篠山の鉱山と在日コリアン……………松原 薫  コラム 黄和順さんの証言(松原 薫)  コラム 篠山城跡と子どもたち(川西なを恵) 第三章 丹波篠山における在日コリアンの戦後ーー民族学校から民族学級へ……………細見和之  コラム 篠山城跡と朴玉姫さん(川西なを恵)  コラム 「よみかきの会」の開設(川西なを恵) おわりに……………川西なを恵 参考文献

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