佐渡鉱山と朝鮮人労働

岩波ブックレット 1069

竹内 康人

2022年10月12日

岩波書店

682円(税込)

科学・技術

佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録すべく、国・自治体をあげた取り組みが加速している。しかし、そこが古から過酷な労働の場であること、とりわけ戦時の朝鮮人が苦しんだ「負の歴史」を否定する声がその伝統賛美を後押ししている。埋もれかけた貴重な史料や戦後の証言から、鉱山に生きた人たちの苦しみを活写する。  はじめに 第1章 近代の佐渡鉱山と朝鮮人の動員  1 新潟県での朝鮮人連行  2 近代の佐渡鉱山  3 佐渡鉱山への朝鮮人の動員 第2章 史料からみた強制労働  1 「産業報国」「決死増産」  2 坑内への集中配置・強制貯金  3 甘言での募集と争議  4 指名手配・逮捕・処罰  5 労働災害・死亡・塵肺  6 労務係の手記・証言 第3章 煙草配給台帳の朝鮮人名簿  1 相愛寮煙草配給台帳の内容  2 慶北蔚珍郡徴用者名簿  3 朝鮮人収容地跡を歩く 第4章 証言からみた強制動員  1 朝鮮人動員被害の調査  2 動員被害の証言 第5章 強制労働否定論を問う  1 強制労働否定論  2 『佐渡鉱山史』を読む  3 戦時増産と強制労働  4 世界遺産の普遍的価値とは  おわりに  参考文献

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