
鷗外随筆集
岩波文庫 緑6-8
千葉 俊二
2000年11月16日
岩波書店
704円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
幕末、津和野藩の下級武士の子として生まれた森鷗外(1862-1922)は、藩校で漢籍を学び、上京して東大医学部で学んだ。軍医総監に上りつめ、最後は帝室博物館長として没した公的生活と小説家鷗外ー封建的イデオロギーと漢籍の素養、近代ヨーロッパ文明と自然科学者の眼が同居したこの作家の息づかいが聞こえる随筆18篇。 1 サフラン 空 車 礼儀小言 2 原田直次郎 長谷川辰之助 夏目漱石論 鼎軒先生 3 我をして九州の富人たらしめば 鷗外漁史とは誰ぞ 潦 休 録 夜なかに思った事 混 沌 当流比較言語学 予が立場 文芸の主義 俳句というもの 歴史そのままと歴史離れ なかじきり 〔付〕遺 言 解 説(千葉俊二) 注(千葉俊二・山本幸正)
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