蟹工船 一九二八・三・一五

岩波文庫 緑88-1

小林 多喜二

2003年6月13日

岩波書店

836円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

おい地獄さえぐんだでー函館を出港する漁夫の方言に始まる「蟹工船」。小樽署壁に“日本共産党万歳!”と落書きで終わる「三・一五」。小林多喜二のこれら二作品は、地方性と党派性にもかかわらず思想評価をこえ、プロレタリア文学の古典となった。搾取と労働、組織と個人…歴史は未だ答えず。

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