根をもつこと 下
岩波文庫 青690-3
シモーヌ・ヴェイユ / 冨原 眞弓
2010年8月19日
岩波書店
1,067円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
第二次大戦の敗北で根こぎとなったフランス、ヴェイユはそこに歴史の失敗と世界の変革の可能性を見た。不幸のどん底にある今こそ、国をかたどる真の霊感を鍛えるとき。一切の力の崇拝を拒み、美と正義と真理が一致する唯一無二の善を選ばねばならない。まったき従順のうちに世界は燦然と輝くー“弱さの聖性”という逆説に立脚する世界の構想。
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人が与え与えられるものとしての「根」
人間が言語や郷土、職業等、社会的な「根」が必要であること、その「根」を通して善や美、真など「魂の欲求」が満たされるものであることを説く。この「根」は個々の人間が秩序付けられた世界観の中で人間らしく生きていくためのものを与えられる場所、というだけではない。人間は「根」に対して自らが労働などを通じて犠牲になることを通じてまた「根」を強固なものとしてゆくのである。
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