大衆の反逆
岩波文庫
オルテガ・イ・ガセット / 佐々木 孝
2020年4月18日
岩波書店
1,276円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(1883-1955)による痛烈な同時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。1930年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」と「イギリス人のためのエピローグ」を収録。20世紀の名著の完全版。
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なるさん
(無題)
とても難しい本。大衆とは、、、自身ではあまり腹落ちする答えを見つけられなかった。 しかし、難しさを凌駕する面白さはある。 現在のコロナによるパンデミックによって、世論がなぜこうも論理的でないのか、大衆が何も考えられない、なのに政府頼みなのは以下の一文に集約されていると感じた。 引用 むしろ現代の特徴は、凡俗な魂が、自らを凡俗であると認めながらも、その凡俗であることの権利を大胆に主張し、それを相手かまわず押し付けることにある 昔の著書ではあるが、今の現代人(いや、自分)にとってみに染みる言葉であった。
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