日本の中世国家

岩波文庫

佐藤 進一

2020年2月16日

岩波書店

1,111円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

「知識人社会の抜きがたい(…)仲間意識の源流を探りたいという現実的欲求が、本書の執筆を支えた、と言ったら、読者は笑うだろうか?」(「自歴略譜」より)。律令国家解体のあとに生まれた王朝国家と、東国に新たに生まれた武家政権。中世国家の「二つの型」の構造と特質を、権力の二元性を軸に読み解く。(他一篇) 日本の中世国家  はしがき 序 章 律令国家について 第一章 王朝国家  第一節 令外の官   蔵人所の成立と展開/検非違使  第二節 官司請負制   弁官局大少史の場合/外記局の場合/使庁の場合  第三節 職と家業   職の特質/家業/准用と折中/家業の論理 第二章 鎌倉幕府  第一節 成立過程と構造上の問題   最勝親王の宣/寿永二年の宣旨/守護地頭の勅許/鎌倉幕府の構造  第二節 執権制   頼朝以後/法と衆議/将軍と執権  第三節 得宗専制   北条氏の権力集中/体制の矛盾と蒙古襲来/得宗政治 第三章 王朝国家の反応  第一節 王朝の復興   関白と関東申次/院の評定制/官司請負制の展開  第二節 建武新政   国司制度の改革/中央官司の改革/八省の卿 むすび 注 室町幕府開創期の官制体系  一 政治機関の個別考察  二 尊氏・直義の権限区分と官制  三 官制体系の政治的背景ーーむすびにかえて 注 解説……………五味文彦

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