壊れる男たち

セクハラはなぜ繰り返されるのか

岩波新書 新赤版996

金子 雅臣

2006年2月21日

岩波書店

902円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

はじめに 第1章 「女性相談窓口」に現れる男たち  1  男たちが「女性相談窓口」に  2  労働相談にも“男性問題”  3  「こころの相談」にみる男たちの崩壊  4  セクハラで男たちが問われる  5  “男性問題”とは何か 第2章 男たちのエクスキューズーー「魔が差した」というウソ  1  訴えられるはずがない  神経質そうな男/追いかけてきて/「オレのことが嫌いなのか」/「もう、子どもじゃないんだから」/なぜ、彼女が訴えを……/仕事は口実/「何もしていない」/娘のような気持ち   2 「大人の女」にかける願望  「付き合いも給料のうち」/「これは前戯だ」/被害者意識の強い女/穏便な解決を/「謝ればいいんだろう」/社長の真意/その程度の男   3 都合のいい女たち  派遣先での出来事/プライベートな関係/遊び感覚/水商売のような人たち/退職を決心した/どこまでも別々の理解/仕事はそこそこ/女というものは……/「正社員にしてやる」/「意気投合して」/「もう、止められない」/据え膳喰わぬは男の恥/会社の決断  4 離婚した女性に向けられる視線 企業トップの奢り/「受け止め方が悪い」/離婚女性に向けられる視線/「あなたはオンナを知らない」/社長が現れない/涙の訴え/起こるべくして起きた事件/方程式のない和解/加害者側弁護士の怒り/逸脱行為の温床 第3章 引き裂かれた性  1 妻には知られたくない 想像できない世界/性的には淡白な夫/家庭を大切にする人/妻とは別世界の出来事  2 夫の見せた別の顔 事実は単純である/追いつめられて/「言わなくともわかる」/平行線のままで幕  3 妻にはない性を求めて 妻にはわからないこと/引き裂かれた性/夫が崩れた 第4章 男が壊れる  1 セクハラを“する男”と“しない男” セクハラ男の言い分/“誘う性”と“誘われる性”/セクハラは「男性問題」/セクハラを“する男”と“しない男”の岐路/説明不能な“衝動”/フツーの男たちの意識/地続きの意識  2 暴走のスプリングボード  “軽く肩を押す”もの/男たちの危機感/逸脱のスプリングボード あとがき

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