「分かち合い」の経済学

岩波新書 新赤版1239

神野 直彦

2010年4月20日

岩波書店

968円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

深刻な経済危機が世界を覆っている。不況にあえぐ日本でも失業者が増大し、貧困や格差は広がるばかり。この「危機の時代」を克服するには、「痛み」や「幸福」を社会全体で分かち合う、新しい経済システムの構築が急務だ。日本の産業構造や社会保障のあり方を検証し、誰もが人間らしく働き、生活できる社会を具体的に提案する。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(2

starstarstarstar 4

読みたい

2

未読

0

読書中

0

既読

10

未指定

17

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2018年01月29日

スウェーデン語に「オムソーリ」という言葉があり、もともと「悲しみの分かち合い」という意味。本書は「分かち合い」をキーワードにして、経済危機をはじめ、日本がいま直面している危機をどう克服するかを探るもの。神野先生の人柄が随所に現れている。神野先生はかつて慶應大学の金子勝先生と私は表と裏の関係で「彼が表、私が裏。考えに違いはありません」と語っていたのが印象に残っている。マスメデイアへの露出度では断然金子先生だが、金子先生が自分の言いたいことをすべて代弁してくれている、と聞いたものだった。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください