高木貞治
近代日本数学の父
岩波新書
高瀬正仁
2010年12月31日
岩波書店
836円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
高木貞治(一八七五ー一九六〇)は、日本が生んだ最初の世界的大数学者。類体論という、近代整数論の代表的理論を建設した。岡潔との数学史的な繋がり、晩年のヒルベルトへの思い、戦前戦後を通じた数学普及への努力など、さりげないエピソードに人柄がにじむ。師の系譜からは、明治初年の和算と近代数学の関係が解きほぐされる。初の評伝。
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