カエサル

内戦の時代を駆けぬけた政治家

岩波新書 新赤版 1841

小池 和子

2020年8月24日

岩波書店

968円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

内戦を終結させ、ローマ帝国への道をひらいた英雄──多くの人がカエサルをそう描くが、実のところ、彼はどんな時代を生き、何をなそうとしたのか。共和政末期の政治社会状況やキケローら同時代人の動向を丹念に読み解き、また『ガリア戦記』をはじめとする彼自身の著作活動にも着目、その苛烈な生涯を資料に基づいて活写する。 まえがき 第一章 生い立ちから青年期まで  1 家系と家族  2 カエサル誕生の頃のローマ  3 「カエサルの中には多くのマリウスがいる」  4 若き日の武勇伝 第二章 表舞台への登場  1 「名誉の階梯」  2 カエサルの初期の公職  3 執政官選挙出馬まで  4 「ユーリウスとカエサルの年」 第三章 ガッリア総督カエサル  1 ローマとガッリアの関係  2 前五八年の戦いーー『ガリア戦記』第一巻    3 前五七〜五五年の戦いーー 『ガリア戦記』第二〜四巻    4 ガッリアの反乱(前五四〜五三年)-- 『ガリア戦記』第五〜六巻  5 ウェルキンゲトリークスとの戦い(前五二年)-- 『ガリア戦記』第七巻   第四章 内戦と勝利  1 カエサル不在のローマ(前五八〜五二年)  2 内戦へ向かうローマ(前五一〜五〇年)  3 開 戦ーーパルサーロスの戦いまで(前四九〜四八年夏)  4 戦いの終わり(前四八年秋〜四五年) 第五章 文人としてのカエサル  1 『ガリア戦記』  2 『内乱記』  3 その他の著作 終 章 ローマ革命への道  1 帰国と諸改革  2 最期の日々  3 暗殺とその後 あとがき   図版出典一覧 主要参考文献 略年表 人名索引

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