
幕末社会
岩波新書 新赤版 1909
須田 努
2022年1月24日
岩波書店
1,034円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
徳川体制を支えていた「仁政と武威」の揺らぎ、広がる格差と蔓延する暴力、頻発する天災や疫病ーー先の見えない時代を、人びとはどのように生きたのか。幕末維新を天保期から始まる長い変動過程としてとらえ、みずから動きだす百姓、自己主張を始める若者、新たな生き方を模索する女性に光をあて、その社会像を総合的に描く。 はじめに 序章│武威と仁政という政治理念 1 江戸時代 社会の枠組み 2 百姓一揆という社会文化 3 既得権益の時代 第一章│天保期の社会揺らぐ仁政 1 「内憂外患」の自覚 2 在地社会の動揺 3 無宿・博徒の世界 4 百姓一揆の変質崩壊する作法 5 奇妙な三方領知替え反対一揆 第二章│弘化から安政期の社会失墜する武威 1 ペリー来航と政局の展開 2 国体・尊王攘夷論の形成と広がり 3 開国を受けとめた社会 4 地震とコレラに直面した人びと 5 「強か者」の登場 第三章│万延から文久期の社会 尊王攘夷運動の全盛 1 在地社会に広がる尊王攘夷運動 2 出遅れる長州藩、動く薩摩藩 3 欧米列強との戦争と在地社会 4 在地社会に広がる尊王攘夷運動 5 地域指導者の転回 第四章│元治から慶応期の社会 内戦と分断の時代 1 長州藩の復活から幕府滅亡 2 天狗党の乱と在地社会 3 北関東で連続する世直し騒動 4 戦場となった北関東 5 東北戦争と在地社会の動向 おわりに 参考史料 参考文献
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