生きづらい明治社会

不安と競争の時代

岩波ジュニア新書 883

松沢 裕作

2018年9月22日

岩波書店

968円(税込)

絵本・児童書・図鑑 / 新書

日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は実はとても厳しい社会でした。景気の急激な変動、出世競争、貧困…。さまざまな困難と向き合いながら、人々はこの時代をどう生きたのでしょうか?不安と競争をキーワードに、明治という社会を読み解きます。

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Readeeユーザー

(無題)

2025年02月23日

前書きに、 “台湾や朝鮮半島などが日本の植民地となりました。”とあります。台湾は植民地だったが、朝鮮は「日韓併合」であり、歴史学者がこれを「植民地」と位置付けることは、歴史の書き換えになります。ましてや岩波ジュニア文庫という、学生向けのレーベル出版の本での著者の思想的な断言はしないでもらいたい。この一文で、全く読む気がなくなりました。

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パン阿弥

(無題)

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3.9 2021年08月08日

明治社会は、努力をすれば報われる、貧乏なのは怠け者だからだという「通俗道徳」の罠に陥っていたとする観点から明治社会を論じる。当然現代の自己責任論がオーバーラップし、それに批判的な立場は是非は置いといて岩波的だ。 ただ本当に丁寧に書かれており、著者が若い読者にきちんと語りかけているのを感じる。具体例を現代の問題と引き付けて理解しやすくさせ、松方デフレの説明ではデフレってのはね、ときちんと用語の説明をしている。ジュニア向け新書とは言えインテリに向けてすっ飛ばしがちな岩波なので、著者の真摯な姿勢は好感触であった。

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