竹内好論

岩波現代文庫

松本健一

2005年6月30日

岩波書店

1,210円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

竹内好(一九一〇〜七七)は単なる中国文学者ではない。魯迅を精神の糧とし、戦争体験を反芻しつつ、近代日本への根源的批判を続けた自立の思想家であった。その生涯の課題は今、アジア諸国に波紋を呼ぶ。近代とは何か、中国論、ナショナリズム、アジア主義、日本イデオロギー等々を、戦後世代の第一人者が読み解く渾身の評伝。

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