増補 エル・チチョンの怒り

メキシコ近代とインディオの村

岩波現代文庫 学術427

清水 透

2020年12月17日

岩波書店

1,782円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

メキシコ南端のインディオの村に生きる人々にとって、国家とは、近代とは何だったのか。一家族との四〇年にわたる深い交流、聞き取り調査をもとに、近現代メキシコの歴史を彼らの視点を通じて描き出したユニークな歴史物語。現代文庫版には一家の若い世代のアメリカ「越境」をめぐる息詰るルポを増補、激動の中で生きる一家の「小さな歴史」から「大きな歴史」を照らし出す。 まえがき 凡 例 第1部 エル・チチョンの怒り プロローグ 熱い雪 第1章 語る偶像  1 クスカットの反乱と植民地的秩序の危機  2 植民地支配と「幼な子」たちの秩序意識  3 レフォルマ、反乱、そして近代国家 第2章 黒い貨幣と祭り  1 サン・クリストバルの黄昏  2 「白い資本」と手配師たち  3 季節労働と祭り 第3章 「大地のへそ」と見えない権威  1 事務官様は神様か  2 「われわれ」と外部権威 第4章 村の原理と民衆〈知〉  1 カシーケの功罪  2 揺らぐ村と民衆の選択 第5章 村を追われた者たち  1 ミケル・カイシュランの死  2 「赤い司教」とポロ神父  3 追放者コロニー・ベルト エピローグ 第1部 資料・文献一覧 あとがき 第2部 砂漠を越えたマヤの民 プロローグ 変わりゆく村、変わりゆく町 第1章 雪けぶるマンハッタン 第2章 越境の旅 第3章 「夢」の現実 第4章 帰る者、残る者 第5章 二〇一九年、ロレンソ家の今 エピローグ 岩波現代文庫版あとがき

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