考証 永井荷風 下

岩波現代文庫 文芸165

秋庭 太郎

2010年5月14日

岩波書店

1,342円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

下巻は昭和時代。関根歌との出会いと別れ、銀座での交遊、玉の井通いと名作『〓(ぼく)東綺譚』の発表、母の死、浅草オペラとの関わり、戦時下の窮乏生活、東京大空襲と偏奇館焼失、西国への疎開と岡山での終戦。戦後市川への転居、文化勲章受章、浅草通いと三十四年四月の死まで。荷風の親族、師、友人、女性関係を網羅。以後の荷風評伝の原型となった基本書。

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