小林一茶
句による評伝
岩波現代文庫
金子兜太
2014年3月31日
岩波書店
946円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
小林一茶(一七六三ー一八二七)は、芭蕉、蕪村と並んで、日本人に永く最も親しまれてきた俳人である。一茶が生涯に詠んだ約二万句から、年次順に約九十句を精選して、自由な口語訳と的確、精細な評釈を付す。一句一句の中に、あまりに人間的だった俳人一茶のその時々の情念と境涯を点描して、その生涯を浮かび上がらせる。一茶の俳句への入門書としても最適な一冊となっている。
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