石の肺 僕のアスベスト履歴書

岩波現代文庫 文芸327

佐伯 一麦

2020年10月17日

岩波書店

1,232円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

自身の電気工時代の体験を振り返り、被害の最前線を歩いた作家が、「静かな時限爆弾」アスベスト禍の実態を明らかにした傑作ノンフィクション。著者を襲うアスベスト曝露による胸膜炎。喘息の大発作。止まらぬ咳、熱、重い疲労感。不安と鬱……。職人仲間の肉声を交え、苦しみ続ける被害者の訴えを記す。(解説=武田砂鉄) はじめに 序 章 国の指導で吹き付けた 第1章 電気工になった日 第2章 二足の草鞋(わらじ)を履く 第3章 ヤバイ現場 第4章 むなしき除去工事 第5章 アスベストとはなにか 第6章 時限爆弾はいつか目覚める 第7章 何をいまさら 第8章 アスベスト禍の原点を訪ねて 第9章 どこにでもある不滅の物質 終 章 親方との一夜 参考文献・取材協力者一覧 十三年目のあとがき(岩波現代文庫版への) 解説「戦禍」の中で ……………武田砂鉄

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