
あしなが運動と玉井義臣(下)
歴史社会学からの考察
岩波現代文庫 社会339
副田 義也
2023年4月18日
岩波書店
1,386円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
災害遺児、病気遺児、自死遺児などを支援する教育奨学運動「あしなが育英会」は、いまや国際的にも広く知られている。この日本有数のボランティア活動を無から立ち上げ、大きな組織に育て上げた玉井義臣と周辺の人物像を描き出し、活動の意義を歴史社会学的に位置づけた労作。文庫化にあたり、玉井による「岩波現代文庫版に寄せて」を収録した。解説=苅谷剛彦 9 教育運動家の自己発見 1 教育、教育家、教育運動家 2 三つの人格特性 3 つどいの社会史 4 大学奨学生のつどい 5 三つのつどい体験 6 高校奨学生のつどい 7 七通の手紙 8 心塾(一) 9 心塾(二) 10 異文化体験 11 女性の視点から(一) 12 女性の視点から(二) 10 恩返し運動の展開 1 高校生の献血運動 2 災害遺児育英募金運動 3 災害遺児の高校進学をすすめる会(一) 4 災害遺児の高校進学をすすめる会(二) 5 一九八八年 6 一九八九年 7 苦境のはじまり Ⅺ 過剰成功と問題の性格変化 1 黒字体質と黒字倒産 2 二つの分岐点 3 判断ミスはなぜ生じたか 4 交通遺児の生活史 5 格差拡大と平準化傾向 6 あしなが育英会の誕生 Ⅻ 社会運動家は追放された 1 組織管理の失敗 2 第九期理事会 3 失脚のドラマ 4 官の乗取りか? 5 交通遺児育英会の現在 103 もうひとつの物語 1 あしなが育英会小史 2 虹の家 3 「あしながさん」群像 4 心のケアと地球社会のケア 104 社会運動の社会学への示唆 1 社会運動家への注目 2 制度の創出とライフ・スタイルの創出 3 社会運動のライフ・サイクル あとがき 岩波現代文庫版に寄せて……………玉井義臣 解説「現場」をもつ社会学の力……………苅谷剛彦
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