ショック・ドクトリン(下)

惨事便乗型資本主義の正体を暴く

岩波現代文庫 社会345

ナオミ・クライン / 幾島 幸子 / 村上 由見子

2024年3月19日

岩波書店

1,815円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 文庫

戦争、自然災害、政変などの惨事につけこみ、人々が茫然自失している間に過激な経済改革を断行するショック・ドクトリン。独裁政権下のチリ、ソ連崩壊後のロシア、天安門事件後の中国など、世界中を席捲した改革は何をもたらしたのか。綿密かつ豊富な取材に基づき、舌鋒鋭い筆致でその正体を暴き出す。(解説=中山智香子) 第四部 ロスト・イン・トランジションーー移行期の混乱に乗じて  第12章 資本主義への猛進ーーロシア問題と粗暴なる市場の幕開け  第13章 拱手傍観ーーアジア略奪と 「第二のベルリンの壁崩壊」 第五部 ショックの時代ーー惨事便乗型資本主義複合体の台頭  第14章 米国内版ショック療法ーーバブル景気に沸くセキュリティー産業  第15章 コーポラティズム国家ーー一体化する官と民 第六部 暴力への回帰ーーイラクへのショック攻撃  第16章 イラク抹消ーー中東の“モデル国家”建設を目論んで  第17章 因果応報ーー資本主義が引き起こしたイラクの惨状  第18章 吹き飛んだ楽観論ーー焦土作戦への変貌 第七部 増殖するグリーンゾーンーーバッファーゾーンと防御壁  第19章 一掃された海辺ーーアジアを襲った 「第二の津波」  第20章 災害アパルトヘイトーーグリーンゾーンとレッドゾーンに分断された社会  第21章 二の次にされる和平ーー警告としてのイスラエル  終 章 ショックからの覚醒ーー民衆の手による復興へ   訳者あとがき   岩波現代文庫版訳者あとがき   解 説……………中山智香子   原 注   索 引

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

star 1

読みたい

1

未読

1

読書中

0

既読

3

未指定

4

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください