ペッパーズ・ゴースト

伊坂幸太郎

2021年10月1日

朝日新聞出版

1,870円(税込)

小説・エッセイ

中学校の国語教師・檀千郷(だんちさと)は、受け持ちの女子生徒から自作の小説原稿を渡される。その小説の中では、猫を愛する奇妙な二人組・ネコジゴハンターが大暴れしていた。そして檀先生は、ある条件下で他人の明日の体験が少しだけ観えるという、不思議な力を持っていた。ネコジゴハンターとは何か。父の言葉、悲観と楽観、猫と野球……、檀先生が「サークル」に関わるにつれ、物語は加速していく。小説を読む楽しさ、面白さに満ちながら、うつむく人を明るい方へとそっと連れ出す、一大エンターテインメント長編!

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

これ伊坂幸太郎のてんこ盛りですが!

--
1
2021年10月10日

みんなのレビュー (6)

J

伊坂感満載!

starstarstar 3.0 2022年01月01日

スラスラ読めました。ニタついてしまう雰囲気は大好きです。オチまで期待してましたが、オチは読者にお任せでした。

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バッハ

🐶☆☆ 想像力 ヘディングが大切だ❢

starstarstarstar 4.0 2021年10月14日

📝伊坂がいっぱいの玉手箱のような作品。 これまでの作品を思い出しニヤリとしてしまうシーンも。 ちょっと詰め込み過ぎの感があるかな。

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Readeeユーザー

好きな小説。

-- 2021年11月09日

数回読んだ、いい本だね。

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MAOW☪︎⋆

(無題)

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2.8 2023年09月26日

いや、これまじか。ストーリーとしてはシンプルなものかもしれないけれど、「小説」という形態でしか為しえないトリックやん。 『ホワイトラビット』のときも震えるほどのトリック使ってたけど、 これはこれでまた異次元のクオリティやな。 『ラッシュライフ』に似た、時系列ずらしが施されているけど、 そこに焦点が当たってるわけではないのよね。まずそこがニクい。 んで、「小説の中の登場人物」と思っていた人たちが実在する、とか なぜか独白めいた文体で進行するパートとか、 全部意味がある。 各パートが収束するのは伊坂幸太郎のお家芸だけど、 今回は収束するまでの時間に差がある。 映画『ダンケルク』のように。 5日と5時間と5分を同尺で見せるかのような。 いや、ほんま凄いな。 文体も読みやすいし、構成が神がかり過ぎる。 内容としては大きな驚きがあるわけでは無いが、 「事件が起きたのか起きていないのか」は『モダンタイムス』を想起させるし、 物語をクリフハンガー的に締めるのも、伊坂幸太郎らしさがある。 本当に彼の良いところを集約したような物語であった。

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歌菜

これぞ伊坂幸太郎

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4.5 2023年03月25日

伊坂幸太郎作品の好きなところがたくさん詰まった小説でした。それぞれ独立していた物語がひとつに繋がっていく展開はさすがとしか

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Readeeユーザー

(無題)

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4.7 2022年07月22日

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