
浮く女沈む男
島田雅彦
1996年4月1日
朝日新聞出版
1,815円(税込)
小説・エッセイ
メランコリーな気質を持つ少壮の学者・山名ミツルが、妻を捨て家を出る。後にはシルクロードの西から来たかのような美女の写真が残されていた。夫を追い西へ向う妻と弟イタル。やがて二人の前に現れてミツルは、船旅へ出ると告げる。ミツルと謎の美女を乗せた高級客船・弥勒丸は、神戸から東アジア・クルーズに出発する。優雅なはずの船旅だったが、ブルース・リーと名乗る男に船が洋上で買収され、運命が一変する。海洋冒険小説の新しい展開。
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