エロトマニア妄想症

女性精神科医のスト-カ-体験

ドリ-ン・R.オライオン / 長島水際

1999年9月5日

朝日新聞出版

2,200円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

エロトマニア妄想症は「自分が相手に愛されている」と思いこむ妄想症状である。誰でも思春期にはスターなどに憧れ、相手のふとした仕草や表情に特別な意味を見いだしたりすることはある。エロトマニア妄想症患者も相手のごくありふれた言動から「愛されている」と思いこみ、それをきっかけに複雑な妄想の網の目を編み上げていく。しかも完成された妄想はどんなことがあっても揺るがない。あなたが拒絶し、説得し、いかに特別な感情は抱いていないと表明しても無駄である。あなたのすべての言動はエロトマニアの妄想のなかで愛情表現に歪められていく。誰がなんと言おうとエロトマニアはあなたに自分が愛されていることを知っているのだ!精神科医である著者はふとしたきっかけでエロトマニア患者であるフランの治療を引き受けた。そしてその後8年間にも及ぶ執拗なストーキングを受けることになった。本書はエロトマニア・ストーカーと対決した女性精神科医の苦悩と恐怖の日々を克明に綴った手記である。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください