戒厳

その歴史とシステム

朝日選書

北博昭

2010年2月28日

朝日新聞出版

1,430円(税込)

人文・思想・社会

文学作品や映画のテーマにもしばしば使われ、紛争諸国ではいまなお身近な「戒厳」。近隣諸国では、台湾が38年間戒厳下にあったし、韓国では光州事件時、中国では天安門事件時に実施されている。また、2003-04年インドネシアのアチェ州、2009年フィリピンのマギンダナオ州での戒厳は記憶に新しい。明治憲法下の日本でも、日清日露戦争、二・二六事件…非常事態に布かれた。歴史の出来事のように見えるが、有事法制と自衛隊のある現代日本も、じつはミサイル迎撃や大震災の際などは無関係ではない。本書では、軍法務の第一人者がその本質を、法令と近代以降の実施例から徹底検証し、法令上の「戒厳」と現実の「戒厳」の乖離を明らかにしていく。

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