街道をゆく(1)

朝日文芸文庫

司馬遼太郎

1998年1月31日

朝日新聞出版

550円(税込)

小説・エッセイ / 旅行・留学・アウトドア / 文庫

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Eugene

紀行文学

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3.7 2020年03月12日

先週、ジョイスの時に、アイルランド関連で司馬遼太郎さんのこのシリーズを少し紹介した。 整理されていない書棚をひっくり返してみつけた。抜けがありそうだが、最終の「濃尾参州記」(第43巻)まであった。 司馬さんが、この「街道をゆく」をスタートさせたのは、昭和46年(1971年)1月1日号の週刊朝日、だと言う。 僕が、ポツリポツリと読み出したのが、’79年頃だろうと思う。 何故か、ジャズ関係の店で、マイルスか何かを聴きながら読んでいる景色が、自分が、俯(うつむ)いて、こちらを読んでいるシーンが、映像として記憶に拡がる。 最初のものは、滋賀、そして琵琶湖が置かれた「湖西のみち」。 パラパラとめくってみて、その博識とテーマの自然な拡がりに、驚く。 次々とチェーンの様に話題が繋がる。 朝日文庫での解説は、独語学の故 牧祥三 氏。第1巻目の解説文で、牧氏が、こんな事を書かれている。 「この紀行シリーズの性格は、するどい詩的直観と豊かな歴史的教養とを併せもった作家が、日本のさまざまな風土に、ほんらいの日本人の姿をさがしもとめる歴史の旅の記録である。」 (※’78年当時の朝日さんの漢字の遣い方に、40年前の、週刊朝日さんの特徴を感じるのは、僕だけだろうか?) このシリーズ、これからもたまに、話題にしたい。 Eugene

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