
中年危機
朝日文庫
河合隼雄
2020年9月7日
朝日新聞出版
792円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
最も意気盛んな安定期に見えて、中年ほど心の危機をはらんだ季節はないーー。心理療法の大家が、夏目漱石、大江健三郎、佐藤愛子、山田太一などの日本文学の名作12編を読み解き、中年の心の深層をさぐる。本書に登場する小説の登場人物たちは、職場での自らの立ち位置、配偶者の浮気、子どもの教育、老いへの不安など、ありふれているようで本人にとっては重大いな問題に直面し、戸惑い、やがて人生の大切な転換点を体験する。読者にその問題が降りかかってきたとき、どう立ち向かえばよいか。著者ならではの「中年論」。目次はじめに1人生の四季 夏目漱石『門』2四十の惑い 山田太一『異人たちとの夏』3入り口に立つ 広津和郎『神経病時代』4心の傷を癒す 大江健三郎『人生の親戚』5砂の眼 安倍公房『砂の女』6エロスの行方 円地文子『妖』7男性のエロス 中村真一郎『恋の泉』8二つの太陽 佐藤愛子『凪の光景』9母なる遊女 谷崎潤一郎『蘆刈』10 ワイルドネス 本間洋平『家族ゲーム』11夫婦の転生 志賀直哉『転生』12自己実現の王道 夏目漱石『道草』あとがき
本棚に登録&レビュー
登録しました。
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X

LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください




みんなのレビュー