
「やりがいのある仕事」という幻想
朝日新書
森博嗣
2013年5月31日
朝日新聞出版
836円(税込)
小説・エッセイ / 新書
人々は、仕事に人生の比重を置きすぎた。もっと自由に、もっと楽しく、もっと自分の思うように生きてみてもいいのではないだろうか。成功するとはどういうことか?良い人生とは?すり切れた心に刺さる画期的仕事論。人生を抜群に楽しむための“ちょっとした”アドバイス。
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将来の夢を聞くのはまだ良いが、将来の職業を聞くのはおかしな話だ むなしい問いかけ、馬鹿な質問 資格とか職種とか肩書とか、人間の最も大事な要素だと決めつけないことだ 仕事は大変だ、仕事は大切だ、大人は凄いんだなどと、仕事の偉大さや大変さを大人は捏造しがちだ 子供は学校や友達関係で結構苦労している、子供だって大変なんだ 国を動かす仕事、未来を築く仕事、等々仕事が偉大だと、すごいものだと言うイメージを植え付けようとしている 仕事には未来を作ったり特別なやりがいを感じたりする必要があると思わせるのは明らかに言葉のイメージで錯覚を誘っている 自慢できる仕事というのがあると思わせている もちろん金があれば働いても働かなくても良い ところが、年寄りになると正常に頭が働かなくなって、遊んで暮らしたいと言う事はダメだと言ったりする 自分が一生懸命働いてきたことを価値がないと思いたくない一心で押し付けるのだ 現代の日本がジリ貧なのは、やりがいとか精神論とかで仕事をやってきたツケではないか 仕事の楽しさも捏造されている 仕事は楽しんでやれるものだと演出されている 喜んでもらえるのが楽しいからやってます 好きなことをやって稼ぎたい 仕事が楽しくないからやめる、好きになれないからやめる、こんなはずじゃなかったと現実を知ったら諦めてしまう、そういう若者の被害者を出している 凡人には仕事を選ぶことしかできないが、天才は仕事を創り出す 仕事は大抵誰にもできるものだから自分にしかできない仕事などなかなか自分ではわからない ちょっと話すのが苦手な人が営業的な仕事に向いていたり、話が上手い人が研究に向いていたりする 仕事が辛いとか大変だとか言ってる人の方が現実がよくわかっているから長続きする 楽しいとかやりがいがあるとか言ってる方がかえって危ない 現実を見ないようにしたり期待ばかりしているのかもしれない どうなるのかを冷静に判断するのではなく、こうなってほしい、こうであってほしいと言う見方で予測してしまいがちだ ほとんどの情報は正しくない 仕事はマイナー志向、スペシャル志向になる 宣伝するのは売れないから 宣伝費をかけてでも儲けたいから ほとんどの情報は誰かの利益になる宣伝である 仕事をしていて楽しいと感じるのは、「これでお金がもらえるんだ」と思い出した時だ ルーティンワークがいけないとか、仕事に飽きるのはダメだとか、メリハリがないのは良くないとか意味もない固定観念に取り付かれているだけだ 時間がないと言う言い訳を考える暇があったらやりたいことをやればいいだけの話 仕事と言うものは自分の頭の中でやるもので孤独な作業である 仕事はルーチンワークと、誰かが教えられるほどのノーハウがまだわかっていないものの2種類ある 仕事は自分から学びに行く姿勢のある人にチャンスは広がるし周りも助けたがる やりがいは実は子供の頃にさんざん味わっているがそれを大人に辞めさせられてやりがいがないことをやらされて大人になってしまう 昨日見たテレビで子供がブロックの上を歩いたり同じ色のタイルだけを渡ったりするのは自分が成長したい、フロー状態に入りたい、まさにやりがいを持ちたいと感じているからだ やりがいなんて幻想だ 好きなように生きている人間は生きていることそのものがやりがいだから意識できないのだ いつも楽しそうで機嫌が良い、でも自分からは自分のことを特別話そうともしない そうでない人は子供の写真を見せたり、仕事の苦労話をしたり、旅行やおいしいものを食べたときの話とか、買おうとしてる車の話とか、自分から言いたがる 本当に楽しくて幸せだったら人に話す必要なんてない いいねなんて言ってもらう必要は無い 思い出すだけで顔が笑ってしまうほど幸せなのだ 夢中になってそのことばかり考えている 人知れずこっそりと自分で楽しむのである やはり現代人は他人の目を気にしすぎる それに対して神経質になって金も時間も費やしている 大私の考えととても似てきている 人に話さないと楽しめないと言うのは本当の楽しみではない、人に1番しないと気がすまない人は仕事でも趣味でも本当のやりがいがないのではないか まっすぐ好きなことに向き合う、まっすぐ好きなことに没頭する 仕事も誠実にまっすぐ向き合って没頭すればいい
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