週に一度クラスメイトを買う話3 〜ふたりの時間、言い訳の五千円〜

ファンタジア文庫

羽田 宇佐 / U35

2023年12月20日

KADOKAWA

770円(税込)

ライトノベル

夏休みが終われば、全て元通りになると思っていた。曖昧になったルールも、仙台さんとの距離も。なのに、彼女だけが未だに変で、「同じ大学受けたら?」なんて言いだす始末。そんなことを言われても、卒業後も一緒にいる理由はないし、彼女の将来に興味はない。そう、全く、少しも、私は興味ないのだ。夏休みが終われば、進路の話になるのは自然なことだ。例えば宮城に、私と同じ大学への進学を提案してみたり。もちろん、宮城がそんな未来を考えていないことは知っている。それでももし、彼女が私と一緒の未来を少しでも考えてくれたらーそんなことを期待する私はやっぱりずるいのかもしれない。

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