呪い子と銀狼の円舞曲

富士見L文庫

悠井 すみれ / 凪 かすみ

2025年5月15日

KADOKAWA

814円(税込)

ライトノベル

幼い頃に犬神の呪いで声を封じられた令嬢・宵子。家族に見放され、幽閉され生きてきた。 ある日妹に押し付けられ鹿鳴館の夜会へ出席した宵子は、ドイツ貴族の青年・クラウスと出逢う。言葉の壁を越えて惹かれあう二人。 そしてクラウスの計らいで実家から救い出された宵子は、彼の館で初めて幸せな時を過ごした。  一方で帝都での人喰い獣の噂に落ち着かないクラウス。宵子は違和感を覚えながら彼を想い心配する。耳に届いた言葉『薬』とは何を意味するのかーー。 孤独な二人が優しい愛を紡ぐ西洋浪漫物語。 序章 犬神の呪い 一章 鹿鳴館の円舞曲《ワルツ》の調べ 二章 帝都に蠢く黒い影 三章 伝えたい想い 四章 暗闇に差し伸べられた手 五章 幸せな日々は憂いを帯びて 六章 銀狼は月夜に吼える 終章 想いは廻る

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