
デモクラシーは、仁義である
角川新書
岡田 憲治
2016年8月8日
KADOKAWA
880円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
○○さん、それは“筋”が通らねえ 民主主義は出来が悪い。だが、別れられない。 そのワケ、はっきりさせましょう。 結局は多数決、選挙結果がすべてだ。 決定に時間がかかりすぎ、無駄だ。 素人にいったい何がわかる、衆愚政治だ。 世界は不平等、平等なんて絵空事だ。 国策に反対するなら国を出て行くべきだ。etc。 出来の悪い制度に尽きぬ世の批判、そのすべてに答える!! 肩肘張らない言葉で、熱く政治を語る。 注目の政治学者が全精力を注いだ、最も優しく、最も深く、最も納得いく、デモクラシーがこの世にあるワケ。 いったい我々は、デモクラシーで何が出来ていて、何が出来ていないのだろうか? ■決め事の基準は売り上げではない ■「人としていかがなものか?」という「仁」で捉える ■多数決は「暫定的気圧計測」と考える ■「現実」と「道義」両方の基準を使う ■お国に同調しない人を育ててお国を強める ■痩せても枯れても自力で政権交代した意義を認める はじめにーーあなたの民主主義批判はおおよそ正しい 第一章 そう考えるのも無理はないーーデモクラシーじゃダメだ 【1 合意形成の効率化をーー市場は待ってくれないし】 【2 一般市民には政策判断能力はないーー政策エリートに任せよ】 【3 民主主義とは多数決のことだーーデモなど要らぬ一発勝負】 【4 世界は不平等じゃないか?--平等なんて絵空事だ】 【5 民主主義は反日じゃなくねぇ?--民主政と国家意思】 第二章 それでもやはりデモクラシーを少し擁護する 【1 決め事の基準は売り上げでないーー政治は経営ではない】 【2 エリートも庶民もみんな「間違える」--そのユルさが秘訣】 【3 選挙がすべてなら議会は要らないーー多様な解釈データが必要】 【4 自分は平等に扱われなくても良いと考えますか?】 【5 お国に同調しない人を育ててお国を強めるーーひとつの離れ技】 第三章 デモクラシーの処方箋 【1 できていること1--政権交代】 【2 できていること2--「とりまデモっしょ?」の日常化】 【3 隠れた問題1--壮大なる未解決基本問題】 【4 隠れた問題2--格差とビッグ・ワン構造】 第四章 デモクラシーのために習慣を変えてみる 【1 純粋合戦をやめる】 【2 言葉を豊かにするのにかかる費用はケチらない】 【3 空気ではなく言葉に縛られることにする】 【4 我々の政治は「よりまし選択」だと諦める】 おわりにーーデモクラシーは、仁義である
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(無題)
デモクラシーは効率が悪く果たしてこれでいいのか?という疑問に対する解説。結局人間のやることには限界があり、それを是正する手段のベターがデモクラシーであるというのは納得。政治家も政党も、ベストではなくベターを比較検証していく姿勢が重要だろう。
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