同調圧力
角川新書
望月 衣塑子 / 前川 喜平 / マーティン・ファクラー
2019年6月8日
KADOKAWA
924円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
【目次】 第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子 1 質問を妨げられる記者会見 国会でのレッテル貼り 申し入れ書という名の締め出し 2 記者と同調圧力 抜くか抜かれるか 削られた8行 君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ ジャパンタイムズの変節 3 同調圧力に屈しない人々 真冬の撮影 映像の強さ 伊藤詩織さんとの再会 第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平 1 何もしないという同調圧力 遅れず、休まず、働かず 外国人のための日本語教育政策の振り揉め 省庁としてのワンボイス 2 道徳教育が生み出す同調圧力 前任者から引き継ぐ時限爆弾 面従腹背に徹し切れなかったとき 道徳の教科化への憂慮 同調圧力を教える教材 3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ 新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか 答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代 多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる 第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー 1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ 戦争を招いてしまった大誤報 なぜ特ダネをもらえたのかを考える 2 日本メディアに危機感がない理由 オバマ大統領の圧力 日本の新聞社は不動産業だ Iを主語にした新聞記事 3 信頼できるメディアが道しるべに 記者クラブというカルテル制度 談合的に生み出される記事 朝日新聞の残念な撤退 心地いいポチに戻る 巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには 薄れてしまった記者たちの危機感 日本の報道は天国? 個人ネタをリークする機関とは 人事の前で口を閉ざさざるを得ない 菅官房長官が一元管理する役人の人事 究極のKY力
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