
座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
角川新書
出口 治明
2019年12月7日
KADOKAWA
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「僕は毎日、この古典に叱られています」(著者)-- 中国は唐の2代皇帝・太宗による統治(貞観時代の政治)の要諦が凝縮された『貞観政要』。 クビライ、徳川家康、北条政子、明治天皇……と時代を超えて、世界最高のリーダー論として読み継がれている古典である。 本書では、稀代の読書家であり、『貞観政要』を座右の書にする著者が、その内容とポイントを、具体的に解説。 全組織人、必読の中国古典。 序 章 「世界最高のリーダー論」はどうして生まれたか 時代背景(1) 「中国」の成り立ちを知ると、古典がわかりやすくなる 時代背景(2) 認められるリーダーには「正統性」が必要 時代背景(3) 組織を安定させる「ロジック」とは 時代背景(4) 中国の正史には、必ずしも事実が描かれるわけではない 時代背景(5) 名を残したいという「真っ当な欲望」が名君を生んだ ……他 第1章 リーダーは「器」を大きくしようとせずに、中身を捨てなさい リーダーは、部下に支えられる“寄生階級”である 「何もしないリーダー」を理想と考えよ この「秩序の感覚」を持っていますか? 上司は「人間として偉い」わけではない。部下と「機能が違う」だけ 「自分がしてもらいたくないこと」は相手にしない ……他 第2章 「部下の小言を聞き続ける」という能力 明君の条件ーー「複数の人の意見」を聞いているか 指導する側にも、される側にも必要な「覚悟」 上司を諫める部下がいなければ、組織は滅びる リーダーは、この「3つの鏡」を持ちなさい 「不機嫌な表情を見せてはいけない」現実的な理由 ……他 第3章 「いい決断」ができる人は、頭の中に「時間軸」がある 自分の身を修められない人は、組織を治められない あらゆる「大事」は、「小事」から起こる 悪いことは“ただちに”やめる、善いことは“ただちに”行動する 「一度、口にした言葉」は取り消すことができない 「深く、広く」考え、「早く、正しく」決断する法 ……他 第4章 「思いつきの指示」は部下に必ず見抜かれる 「思考」と「感情」は、思っている以上に密接 「どっしりと構えて待つ」という仕事がある 「読書」「筆法」「人との交流」--人物を大きくする3要素 「疾風、勁草を知る」--なびく人、なびかない人 「信のない言葉」では人を動かせない ……他 第5章 伝家の宝刀は「抜かない」ほうが怖い たんたんと、「言うべきこと」を言うコツ 一人で行う判断には「質的な限界」がある 「いい部下が見つからない」--それは言い訳です 「少数」にするから、「精鋭」が生まれる 組織内のルールはシンプルなほどよい 第6章 有終の美は「自分」にかかっている 「創業」と「守成」は、どちらが難しいか 君主は「舟」であり、人民は「水」である 有能な「かつての敵」を、側近として登用できますか? 2代目で国家が乱れたら、それは「臣下の責任」 あらゆる組織の急務は、後継者を選ぶこと ……他
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古典に学ぶマネジメント
古典からマネジメントを学ぶ。部下に権限を委譲したら口出しをしない、諫言する部下を重宝するなど現代のマネジメントにも通じる内容。人間は人間である以上いつの時代でも本性は変わらず、大して賢くない存在なのでこういった古典はいつでも有用である。
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