ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか
角川文庫
NHKスペシャル取材班
2014年3月25日
KADOKAWA
880円(税込)
科学・技術 / 文庫
人類がホモ・サピエンスになってから約20万年。その間に私たちの祖先は身体ばかりではなく脳も進化させてきた。脳がつくりあげる心も当然、進化したと考えられる。すなわち、私たちの「心」の中には壮大な人類の進化が埋まっているのだー。世界各地に残された人類の進化の足跡と、心理学、遺伝子学、経済学、脳科学などの知見から「心」の変遷を解き明かす!第10回パピルス賞を受賞した、傑作科学ノンフィクション!!
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Tojo Hiroyuki
(無題)
人の歴史をたどる本は好きだ。 自分の存在や今が何となくわかるから。そしてそれが途方もない積み重ね、それもかなり偶然の積み重ねの結果で、時に残酷な歴史を刻んでることを知るから。 その残酷な歴史というのは人災だけでなく、地球規模の自然災害の方が強い。火山噴火によってある日突然地球全体の気温が9度下がるとか、それも100年以上も。 どんでもない薄氷の上で生きている気もするし、今の生活がどれほど幸せかも感じられる。 諦観は安心感に近い。 人間の地球人でなく、地球に生まれた人類というヤバい種。
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