ザ・カルテル 上
角川文庫
ドン・ウィンズロウ / 峯村 利哉
2016年4月23日
KADOKAWA
1,320円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。30年にわたる血と暴力の果てにもぎとった静寂も束の間、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な賞金が賭けられた。玉座に返り咲いた麻薬王は、血なまぐさい抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動きはじめる。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がるー数奇な運命に導かれた2人の宿命の対決、再び。『犬の力』、待望の続篇。
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toruo
(無題)
前作「犬の力」にはかなり驚かされた。元々この作者は東洋かぶれの探偵ものとかサーファー探偵とかそういう作品を書いてるイメージで上手いけどちょっと軽い人、という感じがしていた。 それがいきなり30年に及ぶメキシコの麻薬王とアメリカの麻薬取締局の捜査官の闘いを描いた重たい大河小説を出してきたのだ。そして前作は麻薬王がアメリカの刑務所に収監されて幕となる。その麻薬王がメキシコの刑務所に移されさらには脱獄、自分を捕まえた捜査官に多額の懸賞金をかけるところから本作は始まる。 前作と同様、かなりの長編(文庫で上下1200ページ!)は主人公達だけではなく周辺の人物の物語も濃厚に詰め込んで一気に読ませる面白さ! 麻薬カルテル側の心理や悲哀もじっくり書き込まれていて読み応えがある。 ところどころに出てくる残虐描写が苦手でなければ是非とも勧めたい作品だった。
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