ののはな通信
三浦 しをん
2018年5月26日
KADOKAWA
1,760円(税込)
小説・エッセイ
横浜で、ミッション系のお壌様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。不器用にはじまった、密やかな恋。けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ…。運命の恋を経て、少女たちは大人になる。女子の生き方を描いた傑作小説。女子校で出会い、運命の恋を得た少女たちの20年超を、全編書簡形式で紡いだ、女子大河小説の最高峰。
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色々懐かしく新鮮でした。
starstarstar 3.8 2021年10月21日
star
手紙で構成される本と言ったら、やはりあしながおじさんでしょうか。
私はそれくらいしか知りません。
しかし今回は相手のある手紙のやり取りなので、初めて読む形式の本でした。
過去に女子高生だったことがあり、現在中年である私に馴染む部分もあり、そうでない部分もありました。
若いころのエネルギーは本当に強い。そのエネルギーが女子同士の友情と恋愛感情のダブルであればより激しく強くなるのでしょうね。私は女性を好きになったことがないのでその点はわからないのですが、若さゆえの激しさは理解できるし懐かしいです。
彼女たちは若いうちも、中年になっても、相手への手紙という形を通して自分を見つめていたのだと思う。自分と向き合う方法は、自分だけ見てもよし、他人というフィルターを通してもよし。彼女たちは他人というフィルターを好んで使っていたのでしょう。(手紙以外の部分がゼロなので、その他の部分はわからないのだけど)
彼女たちのその後は気になるものの、あの手紙で終わりくらいがちょうどよかったのかなぁ。安否がわからないままでしたね…。
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Haba Masato
(無題)
ののとはなの愛情の深さが溢れるばかりです。 同性同士だからといって計り知れませんね(>_<) そこまでお互いを求め続けるのは尊敬に値します。
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